悲しむ人は幸い
みことば マタイ5:4


 主は弟子たちに何が幸せであるかを教えられました。主は悲しむ者が幸いな理由を「神が慰められるからです(4)」と教えられました。主が教えられる悲しむ人は

1.罪を悲しむ。

 悲しむとは、打ちのめされるほどの悲しみです。私たちが罪を正しく知るなら、悲しみに打ちのめされます。そして十字架の救いに心からの喜びと感謝と慰めが与えられます。

2.無力さを悲しむ。

 ユダヤ人達はローマ帝国の圧政に、何もできない無力さを悲しんでいました。同じように、この世の悪に何もできない無力さを嘆き、ただ神に期待して訴える人を、神は心の底から慰められます。

3.希望を失って悲しむ。

 希望と思えるものも、永遠を基準にすると、本当の希望ではありません。自分には本当の希望がないことに気がついて悲しむ人に、神はキリストによる永遠の命の希望を与えられます。

(説教者:山本敬夫 師)