天を仰いで

みことば 創世記15:1-19
 主は無力感に打ちのめされているアブラムを天幕の外に連れ出し「天を仰いで…」と語られた。主は自我という天幕に引きこもっている者に、「天を仰いで…」と語られる。アブラムは

① 恐れていた。アブラムは奇襲によって、敵の手からロトを救ったが、孤立無援を恐れていた。主は、「わたしはあなたの盾である。報いである。」と言われた。わたしたちの力、財産は主である。

② 空虚であった。祝福の約束を受け継ぐ子がない空虚感にさいなまれていたアブラムに、主は「…星を…数えてみなさい」と言われた。主は、無から有を呼び出し、死人をよみがえらせる神である。

③ 確信がなかった。アブラムは無限に祝福にふさわしくないことを知っていた。しかし、キリストによる恵みの契約を示し、臨在をもって保証された。


(説教者 : 北尾 欣三 師)