2021-08-01

三つの確信
みことば Ⅰヨハネ3:19~24


 神は私たちが確信を持って生きることを願っておられます。そして、神の御心に従って兄弟愛を実践する人に三つの確信を与えられます。
1.平安。
 兄弟愛を実践する人は、神の御前でも平安でいられます(19)。主の十字架の愛によって生きるからです。そして、主の恵みの大きさを知っているので、主の憐れみに信頼して平安が与えられます(20)。
2.祈り。
 神の御前に平安を持っている人は、神が祈りを聞いてくださっていることを確信します (21)。神は全能の神です。私たちは自分の利益のためではなく神の御心を行うことを祈り求めましょう。
3.臨在。
 兄弟愛を実践する人は、神が共におられることを確信します。主が愛を満たしてくださるからです。また、聖霊が確信を与えるからです(24)。確信を持った生活は、救いの恵みの証になります。

(説教者:山本 敬夫 師)

2021-07-25

兄弟愛の実践
みことば Ⅰヨハネ3:13~18


 主は神の教えを実践するように命じられました。ヨハネは「…行いと真実をもって愛し合いましょう(18)」と教えています。主は必要なものを私たちに与えられました。
1.赦す愛。
 愛し合えない原因の一つは「憎しみ」です(15)。だから、愛しあうためには、相手の罪や過ちを赦す愛が必要です。主は私たちに永遠の命を与えて(14)、赦す者に造り替えられます。
2.自己犠牲の愛。
 愛は主の十字架によってのみ理解できます(16)。主の十字架の愛は自己犠牲の愛です。そして、主の愛に動かされる時、「兄弟のために、いのちを捨てる」という自己犠牲が実現します。
3.憐れみの愛。
 愛の実践の例として「憐れみの心(17)」を挙げています。そのために、相手の注意深く見て、その人のために心を開いて主に祈り、主から示されたことを行いましょう。愛に生きる教会になりましょう。

(説教者:山本 敬夫 師)

2021-07-18

罪からの解放
みことば Ⅰヨハネ3:4~12


 私たちは神の子とされたのだから、神の子に相応しく生きます。神の子の特徴は「きよさ」であり、罪から解放されているからきよく生きることができます。
1.主の十字架の死による解放。
 罪とは律法違反です(4)。その結果は滅びです。しかし、主は人の罪を取り除くためにこの世界に来られ(5)、十字架で死んでくださり、主を信じる者の罪を取り除かれました。
2.主の復活による解放。
 罪は悪魔のわざでありますが(8)、主は十字架の死と復活によって、罪の結果の死から私たちを解放されました。主からいただいた永遠の命によって、私たちは罪の力から解放されます。
3.主の御言葉による解放。
 罪を犯さない理由は「神の種(9)」がとどまっているからです神の種とは、御言葉、聖霊などに理解されます。兄弟愛に生きることは主が教えられたことです。御言葉に生きましょう。

(説教者:山本 敬夫 師)

2021-07-11

神のことして生きる
みことば Ⅰヨハネ3:1~3


 ヨハネはクリスチャンたちに、神のことされている事実を告げ(1)、神の子としての自覚と誇りをもって生きるように奨めています。
1.神の愛を深く思う。
 ヨハネは「考えなさい(1)」と教えています。これはよく見て理解することです。私たちがイエス様の十字架を見上げ、父なる神の愛を悟るなら、神への感謝と愛が心にあふれます。
2.キリストに似たものになる。
 主が私たちを迎えに来られる時、私たちは主に似た者になります(2)。それは、主をはっきりと知るからです。聖書から主を知れば知るほど、聖霊が私たちを主に似た者に変えられます。
3.キリストのように清くなる。
 神の子の性質のひとつは「きよさ」です。3節の「清さ」は道徳的な清さで、心の清さが生活に現れた状態です。主の愛を知り、心が清められた人は、生活も変わります。

(説教者:山本 敬夫 師)

2021-07-04

聖なる注ぎ油
みことば Ⅰヨハネ2:26~29


 神はクリスチャンに「聖なる注ぎ油(20)」すなわち聖霊を与えられました。それは、キリストのうちにとどまるためです(27)。
1.真理を教える。
 聖霊は私たちに神について、教えられたことについて思い起こされます。だから、偽教師に惑わされることはありません(27)。「とどまる」には交わりを持つことが含まれます。主との交わりを持ちましょう。
2.確信を与える。
 聖霊は私たちに主が教えられたことを実行する力を与えられます。だから、確信を持って主の御前に出ることができます(28)。主に信頼して御言葉に従うなら、聖霊が助けてくださることがわかります。
3.新生させる。
 主に従う者は神から生まれたことがわかります(29)。聖霊は私たちを新しく神の子に生まれ変わらせました。主の血によって罪や汚れをきよめていただき、聖霊に満たされて、神の子として生活しましょう。

(説教者:山本 敬夫 師)

2021-06-27

キリストにとどまる
みことば Ⅰヨハネ2:18~25


 聖書は、今が終わりの時であることを意識して、反キリストを警戒して生きるよう教えています。そのため、キリストのうちに留まるように命じています(24)。
1.真理にとどまる。
 聖霊は私たちに真理を教えられます(20)。聖書が教える真理は、神と神の御言葉です。人が創造主なる神について悟る時、恐れと喜びに満たされます。私たちは神をもっと悟ることがきます。
2.福音を心にとどめる。
 私たちは主の十字架によって罪が赦され、救われていることを確信して喜びましょう。神はその人に神の愛を注がれ、救いの恵みに満たし、信仰を生き生きとされます。福音を思い起こしましょう。
3.神との交わりにとどまる。
 罪がきよめられた人は神と交わることができます。神との交わりの中で命が注がれ(25)、神への愛が燃やされ、罪や困難に勝利し、主の御心に従うことができます。キリストにとどまりましょう。

(説教者:山本 美雪 師)

2021-06-20

迫害される人は幸い
みことば マタイ5:10~12


 イエス様は「…幸いです」との教えの最後に、「義のために迫害される者(10)」を教えられました。主を信じる人は迫害にも勝利します。
1.義のための迫害。
 義のためとは、神に従うためとの意味です。迫害は、敵意を持った悪意や危害です。キリスト者をキリストから引き離そうと、サタンは攻撃してきますが、主に信頼する人は勝利を得ます。
2.迫害された主。
 迫害される者の代表はイエス様です。主は十字架上で、迫害する者のためにも祈られました。主の苦難を思い出す人は、悪口や罵りや嘲りや裏切りも受け入れ、信仰に堅く立つことができます(11)。
3.開かれる天の御国。
 迫害の中にいる人を主は慰め励まされ、天の御国の確信を与えられます。ステパノは神の右に立つ主を見ました(使徒7:56)。また、迫害に勝利する人をとおして救いを求める人が起こされます。

(説教者:山本 敬夫 師)